特集 : 山本明コレクション福家崇洋, 上田学 編Special Issue: the Yamamoto Akira Collection本論文は, 「山本明コレクション」(京都大学人文科学研究所所蔵)を用い, 映画『若者たち』(森川時久監督, 1968年公開)の流通と受容を跡づけることを目的とする。『若者たち』はこれまでメディア研究の領域において, 高度成長期の「経済優先」的な風潮への反発を象徴する作品とされてきた。たしかにそうした表象分析は成立するが, 同作を特徴づける自主上映の実態については十分に明らかになっていない。「山本明コレクション」の特徴のひとつは, 『若者たち』に関連したローカルな資料が多数存在することだ。たとえば, 同作の特集を組んだ大阪のサークル紙や上映会のチラシなどである。そこで本論文ではこうした資料を用い, 大阪における『若者たち』上映活動の実態を解明し, ポスト高度成長期のサークル文化運動の性格を考察した。The main aim of this paper is to trace the circulation and reception of the film "Wakamonotachi (The Young People)" (Morikawa Tokihisa, 1968) in the period of post Economic growth in Japan, using the Yamamoto Akira Collection. The film has been regarded as a work that symbolizes the rebellion against the "economic priority" tr...
本論文の目的は,少年雑誌に残された書き入れから,明治期の雑誌と青少年の読書の実態を検討 することにある.明治期の少年・少女雑誌と読者については,これまで投稿欄の分析を中心に多く の研究が蓄積されてきた...
本稿の目的は、生活改善同盟会の改善事項の分析によって、1920年代の生活改善言説の特徴を明らかにすることである。結論として以下の8点が導かれる。(1)生活改善言説は、無駄と節約、旧弊と合理、弛緩と緊張...
本稿は、青少年の社会史的研究と社会学的な青年期構造(論)とを架橋しながら、近代日本における青年期構造の変容を分析するための課題と枠組みを提示することを目的とする。 その手続きとして、三つの作業を行っ...
友愛会は日本労働総同盟の前身である。それは幸徳事件以後のきびしい取締の中で、日本最初、かつ最大の全国的労働団体として発展した。しかしこれに関する研究は全くなされていない。その理由の一半は、この団体が労...
個人情報保護のため削除部分あり福沢諭吉と康有為はいずれも近代啓蒙思想家であった。日本と中国との近代史に占めるこの二人の地位は、いうまでもなく、きわめて重要であった。彼らの維新変革思想などについて、多く...
本稿は、国語教育に言語生活概念を定位させるために、「社会意識の発達」に着目した西尾実の言語生活論の内実に迫ろうとするものである。西尾は、「言語生活」の視座から言語を機能的なものとして捉え、その場合の言...
The article describes modern attitudes and values of youth mass culture. On the basis of the bright ...
文芸界の文革の導火線となったとされる「海瑞罷官」が掲載された雑誌『北京文藝』に、文革期に掲載された知青文学について分析を行った。雑誌『北京文藝』の変遷を概観すると、1958年以降は労働者の作品を中心に...
In the given work issues of features of a life’s situation of modern youth and also its reflection o...
本稿は,明治初期小新聞における〈娘〉の三味線習得をめぐる議論の検討を通じて,同時期における青少年女子の遊芸習得の社会的位置づけについて考察する。近世後期において三味線は,武家奉公を目的とする町人層の青...
本稿でとりあげる大塩平八郎はかの天保八年の「大塩の乱」によってよく知られている。大塩については幕吏が大阪において一般民衆と共に封建制批判を行ない、その支配を根抵からゆるがせたものであるとの評価が与えら...
本文以分析近十年来在华语文娱市场流行的几个小字辈文本(名称包含 “小”字的文本)作为切入点,探讨它们共同的价值取向以及文化意涵。这些文本 主要的生产以及消费者皆为青年,在内容方面推崇过好“小日子”,抓...
In the article ideas about human life cycle in Occidental, Oriental and Russian culture are analyzed...
The article is devoted to the urgent problem of the spiritual revival of Kazakhstan society in condi...
個人情報保護のため削除部分あり山崎闇斎によって唱えられた神道説である垂加神道の受容過程に着目し、垂加派の神道家が近世社会の中で文化資本をどのように獲得し、また再配分していったのか、を本稿では考察した。...
本論文の目的は,少年雑誌に残された書き入れから,明治期の雑誌と青少年の読書の実態を検討 することにある.明治期の少年・少女雑誌と読者については,これまで投稿欄の分析を中心に多く の研究が蓄積されてきた...
本稿の目的は、生活改善同盟会の改善事項の分析によって、1920年代の生活改善言説の特徴を明らかにすることである。結論として以下の8点が導かれる。(1)生活改善言説は、無駄と節約、旧弊と合理、弛緩と緊張...
本稿は、青少年の社会史的研究と社会学的な青年期構造(論)とを架橋しながら、近代日本における青年期構造の変容を分析するための課題と枠組みを提示することを目的とする。 その手続きとして、三つの作業を行っ...
友愛会は日本労働総同盟の前身である。それは幸徳事件以後のきびしい取締の中で、日本最初、かつ最大の全国的労働団体として発展した。しかしこれに関する研究は全くなされていない。その理由の一半は、この団体が労...
個人情報保護のため削除部分あり福沢諭吉と康有為はいずれも近代啓蒙思想家であった。日本と中国との近代史に占めるこの二人の地位は、いうまでもなく、きわめて重要であった。彼らの維新変革思想などについて、多く...
本稿は、国語教育に言語生活概念を定位させるために、「社会意識の発達」に着目した西尾実の言語生活論の内実に迫ろうとするものである。西尾は、「言語生活」の視座から言語を機能的なものとして捉え、その場合の言...
The article describes modern attitudes and values of youth mass culture. On the basis of the bright ...
文芸界の文革の導火線となったとされる「海瑞罷官」が掲載された雑誌『北京文藝』に、文革期に掲載された知青文学について分析を行った。雑誌『北京文藝』の変遷を概観すると、1958年以降は労働者の作品を中心に...
In the given work issues of features of a life’s situation of modern youth and also its reflection o...
本稿は,明治初期小新聞における〈娘〉の三味線習得をめぐる議論の検討を通じて,同時期における青少年女子の遊芸習得の社会的位置づけについて考察する。近世後期において三味線は,武家奉公を目的とする町人層の青...
本稿でとりあげる大塩平八郎はかの天保八年の「大塩の乱」によってよく知られている。大塩については幕吏が大阪において一般民衆と共に封建制批判を行ない、その支配を根抵からゆるがせたものであるとの評価が与えら...
本文以分析近十年来在华语文娱市场流行的几个小字辈文本(名称包含 “小”字的文本)作为切入点,探讨它们共同的价值取向以及文化意涵。这些文本 主要的生产以及消费者皆为青年,在内容方面推崇过好“小日子”,抓...
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本論文の目的は,少年雑誌に残された書き入れから,明治期の雑誌と青少年の読書の実態を検討 することにある.明治期の少年・少女雑誌と読者については,これまで投稿欄の分析を中心に多く の研究が蓄積されてきた...
本稿の目的は、生活改善同盟会の改善事項の分析によって、1920年代の生活改善言説の特徴を明らかにすることである。結論として以下の8点が導かれる。(1)生活改善言説は、無駄と節約、旧弊と合理、弛緩と緊張...
本稿は、青少年の社会史的研究と社会学的な青年期構造(論)とを架橋しながら、近代日本における青年期構造の変容を分析するための課題と枠組みを提示することを目的とする。 その手続きとして、三つの作業を行っ...